AE86 SUPER INITIALIZE ADVANCE !
イニシャライズ、一歩前へ!
2001年11月発売の「LEVIN & TRUENO MAGAZINE Vol.8」にて提唱した「スーパーイニシャライズ」とは、ハチロクに蓄積されたダメージをメンテナンスやパーツ交換によって取り去り、イニシャライズ、すなわち「初期化」することによってさらに20年の延命を図ろうとするリフレッシュプランのこと。レストアとの大きな違いはないのだが、レストアが補修・修復的なイメージが強いのに対して、スーパーイニシャライズはディープなリフレッシュ的ニュアンスだと思っていただきたい。
プランの提唱はもちろんカーランド、ネーミングはレビトレマガジン、というこのプランに新しい局面が訪れる日が来た。新たなプラン名は・・・
『 スーパーイニシャライズ ・ アドバンス 』
イニシャライズはあくまで劣化部分のダメージ払しょくが作業の中心だったのだが、アドバンスではその名の通りイニシャライズから一歩進めて「今手に入る部品は積極的に交換、ボディにもきっちり手を入れていく」ことで、さらなるクオリティの向上を図ろうというものだ。
さらに言及するなら、この作業はベースとなったクルマを初期化するのではなく、フレームコンディションの良いボディをベースに、程度の良いパーツ、新品パーツを組み付けてハチロクをリビルドしようという試みなのだ。もちろんパーツのストック状況にもよるが、「現時点で手に入れることができる最もレベルの高いハチロク」
を製造する作業とも言えるだろう。
もちろんその分のコストはかさみ、それはストレートに販売価格に反映されるのだが、そのプライスにはそれに見合った価値が間違いなくある。いや、むしろリーズナブルであると言えるかも知れない。ちなみに「LEVIN & TRUENO MAGAZINE Vol.22」にて登場する「大人のハチロク」も広義的にはスーパーイニシャライズを受けていると言える。基本的なメニューに大きな差はない。そして、あそこまで仕上げたハチロクの車両販売価格は、どう考えても計算が合わないたったの250万円。これがいかにお買い得なのか・・・
LEVIN & TRUENO MAGAZINE Vol.22より抜粋転載 |