エンジンルーム、フロア、そして室内の塗装が完了したところで、作業はいよいよ外装のボディの組み付け、塗装に取り掛かります。
ボディー色はもちろん白/黒ツートンのパンダカラー!
まずは、元々のボディ色である赤/黒の色を落とします。その後下処理をしてサーフェーサー(塗装の下地)を吹きます。このサーフェーサー吹きは塗装の仕上がりを左右する重要な工程でもあります。
サーフェーサーが吹けたらボディーにシーリング処理を施します。これは、各パネルの合わせ目から雨水などが浸入し錆が発生するのを防ぐ為の処理です。このように表面から見えない部分の細かな処理がレストアの一番重要な部分ともいえるでしょう。
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@サーフェーサーを吹きつけたボディ。 |
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Aフロントのフェンダーアーチの折り返し部分をきれいに加工しシーリング剤を流し込む。 |
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B取り付けてしまえば見えなくなるフロントフェンダーの裏側まできれいに塗装する。 |
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C新品のリアゲート。今回は両車とも使用不可能状態だった為、あえて新品をチョイス。 |
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Dここにシーリング剤を流し込んでおかないと、リアゲートの錆・腐りの原因となる。 |
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E今後カーボンボンネットに変更予定(?)の可能性がある為、あえて錆の補修・再塗装をして再使用。 |
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Fフロントピラー部へのシーリング作業。この辺りをきっちりやっておかないと後々錆が発生し大変な作業が発生することになる。 |
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Gリアフェンダーとバックパネルの継ぎ目へのシーリング。ほとんどのハチロクがこの部分の損傷が激しい。 |
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Hルーフパネルの合わせ目のシーリング。室内への雨漏れの重要なポイントになる。 |
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Iボディの塗装の前に、まずピラー部分を塗装。
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Jリアゲート周りもこの段階で先に塗装をしておく。
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Kドアの取付。位置合わせは慎重に。
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Lフロントフェンダーの取付。
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Mボンネットを取り付けて塗装準備完了。
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Nリアゲートを取り付けてリア周りの塗装準備も完了。
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O意外と気付かないが、カウルトップは前期と後期で色が異なる。ここの色の違いで雰囲気ががらりと変わる。 |
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Pもちろん前期と同じ塗装を施す。ガラスをはずさないと作業ができないので大きなポイントだ。 |
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得知ワンポイントアドバイス
みな様からのご相談で「室内やトランク内に雨漏れが・・・」「ボディの錆がどんどん進行してきているのですが・・・」と言うお話をよくお伺いします。新車時にはきっちりと施されていたボディのシーリング処理も、20年の年月とともに劣化・硬化し、ひび割れしてしまっている為、雨漏れの原因となっていることが多々あります。そのままにしていると見えない部分にも錆が発生し、取り返しの付かないことに・・・。
今一度チェックをおすすめします! |
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